WVゴルフ オーバーヒート

高速を降りて信号待ちで止まるとぐんぐん水温計が上がり、エアコンも効かなくなるという症状で、

業者様からの依頼です。

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業者様の依頼でサーモスタットのケースは水が漏れているので、交換してくれと依頼されてましたが、

オーバーヒートの原因を調べていきます。高速道路を走っているときは大丈夫だったのに降りて、止まると

オーバーヒートしたということは、高速走行中は冷却水を冷やすラジエターに走行風が十分にあたって

冷却水は冷えますが、速度が遅くなると走行風が十分に当たらなくなり、水温が上がります。

通常ある温度まで水温が上がると電動ファンが作動して強制的にラジエターに風を送って冷やすのですが、

その電動ファンが回らないと冷却がきちんとできずにオーバーヒートしてしまいます。

エアコンも水温が上がると自動的に切れるようになっています。

調べていくと、やはり2つあるモーターのうち一つが故障していました。ただ、モーターは2つあるのですが、

両方共作動しません。

調べていくとモーターに電気を供給しているコントローラーがありそこから電気が来ていないことが

わかりました。

早速部品を取り寄せて交換ですが、値段を聞いてびっくり!

ラジエターファンモーターとコントローラーで約7万円!

中古品も考えましたが、業者様と相談して新品に交換することになりました。

外車は部品の値段が高いのが気になります。

DSCN0195

交換した部品です。左側の上がモーター、下がコントローラー、右側がサーモケースです。

サーモケースは樹脂で出来ていてこれが一度ヒートするとボロボロになるので、今回も交換したそうです。

DSCN0196

真ん中のところにクラック(ヒビ)が入っているのがわかるでしょうか?

DSCN0197

こちらは開口部の右上が欠けています。

過去に1度この部品を替えているそうです。耐久性はどうなんでしょうね。

すべて交換してファンが回ることを確認して試運転して完成です。

外車は結構樹脂の部品が多いのである程度年数が経った車は点検をおすすめします。

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